2011年10月18日

第7章

奈良までの8時間は、母の元に帰れると言う嬉しさであっと言う間だった。

実家に着いてドアを開け母と久しぶりの対面。

自分でも驚く程意外とあっさりしたものだった。

いや、本当は母に抱きつきたかったのだが甘える事を教わらずに育った私にはそれが出来なかった。

「ただいま。」といつも里帰りしている時のように言い、見慣れた実家に入った。

母は欝と言うものが理解出来ていないのだろう、まるで腫れ物に触るみたいに私に接した。
posted by 哀原 なつき at 13:30| 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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