2011年10月18日

第1章

1997年10月のある日だった。

朝の用事を済ませた私は、休憩を兼ねて新聞を読んでいた。

何分程読んだ時だったかは忘れてしまったが、そんなに長い時間ではなかったと思う。

新聞を持つ手が震え、新聞の文字に焦点が合わなくなって来た。

突然の出来事で驚き、どうすればいいのかわからずうろたえた。

玄関先でお隣さんと、お向かいの奥さんの話し声が聞こえた。

あの会話の仲間に入れてもらえば落ち着くだろうと玄関に行きサンダルを履く。

でもドアを開ける事が怖くて出来ない。

一体自分の身に何が起こったのかわからずドアの手前で立ち尽くした。
posted by 哀原 なつき at 13:24| 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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